bridgeover 多面体ブログ

上州と武州の麗人 上武大橋

金星・三日月・アンタレス 2110

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橋の向こうの五十景
上武大橋

○金星・三日月・アンタレス 2110


10月10日は、1964年(昭和39年)に開催された、第18回東京オリンピックの開会式が行われた日です。雨が最も少ない日という、気象データをもとに選ばれたと記憶しています。57年前の秋、白黒テレビの中で各国の選手たちが熱戦を繰り広げていました。子供たちは、お菓子の取り合いです。

2021年の10月の9日と10日は、秋の天体ショーにおいては月と金星が接近する日です。さそり座のアンタレスも顔を会わせる3人揃い組です。9日の関東地方は、あいにく厚い雲に遮られて観測は出来ませんでした。しかし、10日の夕方は、予報通りに雲が広い空を覆っていましたが、時間が経つにつれて緞帳(どんちょう)が左右に拡がるように開演です。アンタレスも見えてきました。ショータイム。

南西の空。雲のダンスが凄いです。月は左上に。月齢は3.7。新月から4日目で細い三日月です。斜め右下には金星です。さそり座のアンタレスが、月の斜め左で赤く小さく瞬いていました。


□上武大橋 群馬県伊勢崎市・埼玉県深谷市 2021 october
□金星・三日月・アンタレス 2110
利根川の左岸 上武大橋の上流にて
□撮影 2021年10月10日