十三夜・後の月・栗名月 2110
橋の向こうの五十景
上武大橋
○十三夜・後の月・栗名月 2110
数日前から、日が落ちると一気に寒さを感じる観察時間となりました。日の入り時刻も早くなっているのを実感します。11月はすぐそこ。
さて、2021年の10月18日は十三夜ですね。後(のち)の月とも呼ばれています。今年の「中秋の名月」は9月21日でしたが、今月は「後の月」と呼ばれるもうひとつの名月があります。10月18日が後の月にあたります。
中秋の名月・十五夜を見た人には、同じ場所で月を愛でるという昔からの言い伝えがあります。日本ならではの風習では収穫期の栗をお供えすることから栗名月とも呼ばれます。後の月は満月の前の少し欠けた形となりますが、完全でないその様子がかえって趣が感じられます。
「14番目の月」の曲が聞こえますか?
片見月(かたつきみ)にならないように、夕暮れの秋の宇宙のドラマも楽しみましょう。18日の夕方、予報では月の出(16時11分・東京)間もない早い時間に月を愛でることが出来そうです。満月前の味わい深い十三夜の月は最も美しいと言われています。─17日記載─
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日が落ちて寒さを感じる頃、時を同じくして空が暗くなり、やがて東の空に雲に守られて、舞台奥から月の登場です。月齢は11.7。黄金色の月と雲とのアンサンブルが良いですね。遠くに住んでる友のことを2匹の猫と静かに思います。
□上武大橋 群馬県伊勢崎市・埼玉県深谷市 2021 october
□十三夜・後の月・栗名月 2110
□利根川の左岸 上武大橋の上流にて
□撮影 2021年10月18日