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上州と武州の麗人 上武大橋

側道橋もペアカラーで 1012

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橋の向こうの五十景
上武大橋

□側道橋もペアカラーで 1012


[時空の暦] 2010年(平成22年)12月
側道橋も上武大橋とペアカラー

利根川に架かるスカイブルーの上武大橋。上流に隣接して架けられた側道橋の色は お揃いです。見ようによっては親子のよう。あるいは、ささやく恋人たちのペアルックのよう。曇りの日には穏やかに、蒼く輝く晴天の日射しにはトルコ石のように慎ましく光り輝きます。

そんな側道橋に立ち、北西方面を見渡せば、関東地方を流れる利根川の奥深い風景を中心に、群馬の赤城山(あかぎやま=地元での呼び名)、榛名山(はるなさん)、妙義山(みょうぎさん=同)からなる両毛三山(りょうもうさんざん)が鎮座しています。上毛三山(じょうもうさんざん)とも呼んでいます。山の呼び名の究極は「山」を省いた赤城、榛名、妙義、浅間。家族だから近郊の人々は愛情を込めて呼び捨てにします。

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さらに北東方面の栃木には富士山に似た男体山(なんたいさん)。西には長野との県境に富士山に似た浅間山(あさまやま=同)。そして先に紹介した榛名山。3種類の富士山似が見られるなんてアメイジングで贅沢でしょう。冬になれば雪を抱いた真白な谷川岳も望め、他の山並みが濃紺のために白さが際立ちます。雄大で見晴らしの良い群馬のランキングは?いいえランドスケープ。側道橋は緑や黄色や白の、カラフルな四季の自然に囲まれています。
ちなみに、10月28日は群馬県民の日です。

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上武大橋側道橋は、歩行者やサイクリストに利用されていましたが、今回の上武大橋の架け替え工事で、残念ですが旧橋と共に解体されました。2021年10月26日現在、すでに見ることは出来ません。


□上武大橋側道橋 群馬県伊勢崎市・埼玉県深谷市 2021 october
□側道橋も上武大橋とペアカラー
□上武大橋架け替え工事
□上武大橋側道橋から
□撮影 2010年12月